要旨：
本調査報告書は、中国市場に関心を持つ日本のフランチャイズ業界、およびその関連業界の方々に、中国に進出する際の事前情報として活用していただくことを目的として調査・作成したものである。本報告書では、2005年に施行予定となっている「商業特許経営管理条例」、「反独占法」の草案のポイント、中国でのフランチャイズ契約作成の注意点、同ビジネスにかかる紛争事例、等を調査した。

本報告書の構成は以下のとおりである。
第１章では、中国でのフランチャイズ・ビジネスに係る法規制全般を紹介する。続いて２章では、新しく施行される商業特許経営管理条例、反独占法の草案内容のポイントを紹介し、現行の法律、条例との相違点を記述した。３章では、中国でフランチャイズ契約を作成する際のポイントを記述し、併せて契約書のサンプルも掲載した。４章では、中国でのフランチャイズの紛争事例を記載し、紛争が起きた際の中国側の法的な解釈方法を紹介した。最後に５章では、中国でフランチャイズ・ビジネスを行う際のアドバイスを掲載した。

注：本報告書に記載されている商業特許経営管理条例、反独占法は、調査時点（2004年3月）で収集した草案の内容に基づいて記述されており、実際に施行されるものとは内容が異なる可能性があることを予めご了承願いたい。

主な図表：
・フランチャイズに関する基本規定（p15）
・フランチャイズ及びチェーン経営に関する一般規定（p16）
・フランチャイズ・ビジネスに関する関連部門の指導方針等（ｐ18）
・特定業種のフランチャイズに関する規定（ｐ19）
・中国連鎖経営協会メンバーリスト（p122）